北海道旅行
4泊5日で女房と道南ドライブ旅行に行ってきた。
北海道は仕事で数十回行っているが、個人観光旅行は40年前に行ったきりで2回目である。
地図は1日目の経路で、走行距離は270km。東京で前泊して、早朝の千歳空港でレンタカーを借りた。
このレンタカーは私の車と同じメーカーなので、慣れるのに時間がかからなかった。
ところが、ナビの案内は自車よりも悪く、最後までナビの苦情をつぶやいていた。
北海道は同じ交差点でも信号下の表示が進行方向によって複数あるので苦労したのも1因だと思う。
朝から夕方まで強い雨で写真も撮る気がしない。支笏湖の苔の塔門は入り口のみで退散、昭和新山も雨の中。
左の昭和新山はロープウエイを使わずに下から眺めただけ。右の室蘭駅は風情のない駅だった。
地球岬は天気なら素晴らしいビューポイントだろうけど、強い雨で何も見えない。
地球岬にあった電話ボックスは地球が囲み個性的だった。
札幌まで戻って老舗ラーメン横丁と新ラーメン横丁をムード見学。昔は良くすすきのに通った。
事前に調べてあった華龍という店で、ラーメンと餃子を食べたが美味しかった。
テレビ塔はラーメン横丁に行く前に撮ったもの。
見れば分かるほどの超有名観光場所。天気は良い。札幌時計台と北海道庁
札幌市場のいけめん夫婦の「めし屋」で海鮮丼をたべる。1000円だけど美味しかった。
小樽と函館でも海鮮丼を食べたが、味でもボリュームでもここが一番美味しかった。
二日目は快晴で、旅行日和であった。大倉山、定山渓、豊平峡ダム、羊蹄山周辺を楽しんで小樽までの走行で、距離は200kmくらいの予定。
大倉山ジャンプ場から札幌市内の写真を捨てたらしく見つからない。
これはジャンプ台を上から見たところだが、足がすくむ。
定山渓は有名だが、イメージが貧弱なので、予定観光地は飛ばして、豊平峡ダムに行った。
ダムは観光サービスの放水をしていた。
ここへの交通は電気自動車で行った。往復買ったのだが帰りは歩くことにした。
途中の9段の滝を見ながら、長いトンネルで大声のこだまを楽しんだ。
羊蹄山は北海道の富士山かな?この旅行中日にちを変えてこの山を一周することになった。
羊蹄山の麓にある「ふきだし湧水」は、取水する人でいっぱいであった。散策でも気持ちのよいところであった。
時間を変えて小樽運河の景色。1500円の運河ナイトクルーズは、真っ黒で写真が撮れないし、価値は低かった。
小樽なので魚が美味しいだろうと夕食は回転寿司にしたが、期待に違わず美味しかった。
小樽の夜景を見るために、ケーブルを使わずに遠回りだが車で天狗山まで行った。真っ黒な山道を車もこないのでちょっとドキドキしたが山頂まで行けた。小樽の夜景は今一歩だった。
天狗山の頂上には、全国の天狗が勢ぞろいしており、私もだが他の観光客も声をあげていた。
今日は観光地も少なく、ただひたすらに函館まで260kmを走る。
そこで、函館本線の各駅によって、アリバイ作りをしようと思った。
昨夜、天狗山で夜景を見たので、朝はホテル近くの旭展望台から小樽を俯瞰した。
まずは小樽駅の隣にある三角市場で腹ごしらえ。食堂は朝6時なので2軒しかあいていない。
三角市場の「はやしや食堂」で、私は1000円の四色海鮮丼、女房はほっけを頼んだ。
味やボリュームの内容は札幌の「めしや」におよばない。
北海道のJR各駅は見た限りだが風情がなく、この四つの駅もすべて写真価値も低かった。
函館山の展望台には陽が沈まない時間に行き、闇夜時間まで滞在した。
小樽や札幌と比較して一流であった。右の写真は市内と反対側に沈む太陽で真っ赤であった。
100人以上乗れるケーブルが5分おきに運行され、展望台は人で写真が撮れない。
市場で食事をした後、赤レンガ倉庫群、高田屋嘉兵衛史料館、外人墓地、立待岬、大沼公園、五稜郭公園、トラピスチヌ修道院、函館空港までの80kmを走行する。
JR函館駅も風情がなかった。どうして北海道は風情のある駅が少ないのだろう?
函館駅西側に市場があり、6時なのに食堂は山ほど開いていた。
そこの食堂で1500円の五色海鮮丼を頂いたが、価格は高いのにいままでの最低の味だった。
赤レンガ倉庫群は横浜より立派であった。倉庫を描いている人は上手でしばし見ていた。
海岸から見た函館山。高田屋嘉兵衛史料館で彼の偉大さを感じた。
どういうわけか坂本龍馬記念館。立待岬は対岸の下北半島が見えて広大であった。
トラムに乗りたくて車をおいて函館外人墓地まで行った。
なんと、トラム(函館市電)にはWifiが使える掲示があり、ちゃんと使えたのでびっくりした
外人墓地はロシアがメインであり、函館湾が望める高台にあった。
どういうわけか中国墓地もあったが、違和感を感じた。
大沼国定公園は函館から1時間で、活火山の駒ケ岳をバックに幾つもの沼を散策したが、景観は期待に反して失敗であった。
大村公園駅も風情や面白みがなかった。
五稜郭公園は無料にもかかわらず、立派できれいな公園であった。
特に松の立派さと管理の良さに、眺めは飽きないものがあった。
五稜郭公園内の函館の関所は、白洲など一部を覗いて復元し、内部の大広間など全体が綺麗だった。
旅行の最後は函館空港に近いトラピスチヌ修道院にした。
静かにの案内板があるためか、昼間なのに虫の声が聞こえるほど静粛に包まれていた。
左の「聖ミカエル像」が出迎えてくれ、右にはフランスの「ルルドの洞窟」で祈りを捧げる少女と聖母マリアの対面シーンを模したものらしい。
楽しい北海道旅行でした。